杉原紙ができるまで
杉原紙が出来るまでの工程をご紹介します。
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10.紙漉き
水の張った漉き舟に紙料とネリ(トロロアオイの根から採った粘液)を入れ、簀桁(紙漉き道具)を使って1枚1枚漉いていき、湿紙を積み重ねていく。積みあがった湿紙の束を紙床という。
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原料「楮」の育て方
和紙の原料である楮の育て方をご紹介します。
多可町では、杉原紙をみんなで支えようと、楮の栽培を展開しています。
地元で出来たこうぞは特に色が白いので、原料には最適です。
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01.定植
11月下旬~3月下旬 排水のよい壌土質に植えます。
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02.肥料
3月~4月の萌芽20前ごろに肥料か石灰をやります。
梅雨直後 化成肥料をやります。 -
03.整枝
植え付け1年目は、主枝を1~2本残し、次の年からは前年に残した枝からさらに2~3本残します。
成木になると1株当たり枝10本以上にします。 -
04.側芽かき
上記3の枝の途中から出る芽は、6月~9月に取ってしまいます。すると、品質の揃ったいい皮ができます。
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05.中耕、除草、敷わら
4月~9月にかけて適宜。
夏の乾燥防止に敷きわら(草)は大切です。 -
06.収穫
12月~1月
鋭利な鎌で主枝の根元に2芽を残して切り取ります。